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ベランダ防水工事はどんな時に行うべき? 症状と塗装の種類を解説

ベランダ防水工事を行う理由は?

ベランダ防水工事を行う一番の理由は、ベランダ下の階の雨漏り防止です。新築時に施したベランダ防水工事も、年月が経つと徐々に劣化していきます。その劣化下部分から雨水が侵入し、ベランダに接している天井などの部分から雨漏りが発生します。

雨漏りを防ぐためにも、ベランダ防水工事は定期的なメンテナンスが必要です。

ベランダの防水工事を行うべき劣化のサインは?

ベランダの防水工事は、雨などが侵入しない様に施されています。ですが長年風雨に晒され劣化すると、そこから水が染み込み、防水機能が失われていきます。

そういった面ではベランダの防水は、非常に大切だということがわかります。以下の症状が現れたら劣化のサインです。軽いものから順を追って解説します。

ベランダの色あせ・小さいひび割れ

通常ベランダは、表面に防水処理が施されていますが、こちらが劣化すると色あせたり、ひび割れたりしてきます。この様な症状が現れたら、そろそろ痛み始めているサインです。前回の工事から5年以上経っている様であれば、点検をオススメします。

ベランダの剥がれ・大きなヒビ

ベランダに大きなヒビや剥がれがあった場合、さらに劣化が進むとその隙間から水がしみ込み、家の内部が腐食する危険性をはらんでいます。大きな工事になる前に、早めに防水工事をすることをオススメします。

壁や天井に染み・雨漏り

ベランダ下の階で雨漏りが起きている場合は、ベランダの防水効果は殆ど失われています。雨漏りはそれだけでなく、木造の場合は内部で腐食や劣化が進んでしまうことがあります。

最悪の場合は外壁材を撤去したり、外壁の防水シートを貼り直したりと、大規模な工事が必要になってしまいます。この様な状態になったら、早めに防水工事をすることをオススメします。

ベランダの防水工事で主に使用される塗装の種類は?

FRP防水

FRP防水とは、FRP(繊維強化プラスチック)素材を使った防水工事です。工事手順としては、FRPシートを床の上に敷き、FRP層を保護するために、最後にトップコートを塗り乾燥させる工事です。工期は全体で1日〜2日位で終わり、固まった後はプラスティックのような硬さになります。

FRP防水は、お風呂の浴槽などにも取り入れられていますので、非常に高い防水性があります。また、非常に軽いため、重さに弱い古い住宅などにも有効です。ただし、費用は他の防水工事に比べると高めです。また、FRP素材は伸縮性がないため、広い面積の施工には不向きだといえます。

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂の液状塗料を塗布する工法です。特徴としては、ゴムの様な弾力性のある床に仕上がる点です。また、液状塗料のため、狭い場所や凸凹のある場所など、状況に応じて柔軟に対応することができます。

工期はウレタン樹脂を何度か塗り重ねるため、3日〜10日位かかり他の工法に比べると長めです。また、ウレタン防水工事は、手作業で行うため職人のレベルによってばらつきがあります。メリットとしては、料金が比較的リーズナブルなところです。

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