防水工事に必要な資格はある？

専門家などに業務を依頼する時、気にするポイントの一つとして「専門的な資格を持っているか」で判断する方も多いのではないでしょうか。ここでは防水工事を行ううえで知っておきたい「資格」について紹介していきます。

防水工事に必須の資格はない

車の運転免許証や弁護士・税理士の資格など、世の中には「免許や資格がなければできない業務」がたくさんありますが、防水工事に関しては必須の免許や資格はありません。工事を行うのは誰でも可能なのです。そのため工事を行う職人の純粋な腕によって出来上がりが大きく変わってしまうという現実があり、未経験から業務に従事する場合には現場経験を積みながら職人としての技術が向上していく流れが一般的です。「事前の対応がよかったから」「見積り金額が安かったから」という理由で業者を選ぶのはおすすめできません。品質が安心できる会社選びを心がけましょう。

業者を選ぶ際には防水施工技能士がいるかチェック

先に述べた通り、防水工事を行うためにマストの資格はありません。しかしながら一つの目安となり得る資格として「防水施工技能士」という国家資格が存在します。これは筆記と実地の試験をそれぞれクリアする必要がある資格であり、実地試験においては2時間から2時間半かけて実際の作業を行います。この試験を受けるためには2級で2年以上、1級で7年以上の実務経験が必要なため、この資格を持っているということは一定程度の経験・技術を持っていると判断できるでしょう。

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資格の有無も業者選びのポイントに

業者選びには人当りのよさや費用面といった要素も考えるポイントですが、実施する工事の品質も重要です。施工する職人さんがどのような人かわからない場合には出来上がりを見るまでどうなるかが分かりませんが、一定の経験を持っている職人さんならある程度安心して任せられるのではないでしょうか。その判断をするにあたっては、このページで紹介した防水施行技能士の資格を持っている職人さんが在籍しているかどうかに着目するのがよいのではないでしょうか。

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